こんにちは!
BASEMOVEの小室佑太です。
首というのは左右差が顕著に表れやすい関節です。
右投げ右打ちなら左は向きやすいけど右は向きにくい、左投げ左打ちなら右は向きやすいけど左は向きにくいというのが通常のパターンです。
ちなみに右投げ左打ちだともしかしたら右投げ右打ちや左投げ左打ちの選手に比べたら、その左右差は少ないかもしれないです。
これは身体全体の左右差に言えることかもしれませんね。
さて、なぜ左右差が生まれるかと言いますと同じ動作を繰り返すからです。
シンプルですね!
要するに身体がその動作に適応したということです。
適応についての記事はこちらで書いていますのでぜひ覗いてみてください!

この左右差自体は完全になくす必要があるかというとそうとも限りません。
そもそも人間の身体は臓器が左右非対称(肝臓が右にあって心臓が左にあるし、肝臓が最も大きい臓器だったりする)ですので、左右差があって当然です。
しかし、この左右差が大きくなってくると、身体に不調をきたしたり、野球のパフォーマンスを落としてしまったりする可能性がでてきます。
例えば、左は向きやすいけど右は向きにくいというのが左右差が極端になったら右を向くときには肩がすくんで肩や首の筋肉が過度に緊張してしまって疲れやすくなることが考えられます。
また、パフォーマンスの面で考えても、これが力みを生む可能性は大いにあります。
もう少し掘り下げて野球のパフォーマンスで考えると、
例えば、ピッチング動作で左は向きやすいけど右は向きづらい選手がいたとして、その場合右は向きづらいということは肩の入れ替えが起こりづらいですよね。
そうなると、右肩がスムーズにあごの下付近にきてくれないので、つまり、身体ごと開きやすいということになります。
補足をしておきますと、当然この動きに一番関わってくるのは胸自体の回旋です。
ですが、首の機能も高めておくことでより向きやすくなる、言い換えるとより肩の入れ替えがしやすくなります。
肩の入れ替えは、ピッチング動作だけでなく、バッティング動作にも必須の動きなので重要視していきましょう。
首の機能
首というのは頚椎という骨が7つあります。
これらを動かして右を向いたり左を向いたり上を向いたり下を向いたりしているわけです。
しかし、重要になってくるのがこの7つの骨のうち左右を向くときに特に使われる骨が存在します。
それが一番上と二番目の骨です。
一番上の骨が環椎、二番目の骨が軸椎といい、あわせて環軸関節といいます。
そうなんです!
首という関節の中にも関節があるということです。
そして、この環軸関節を使って首を回すことが本来の人間の正しい機能になります。
しかし、正しく使えていない選手だと環軸関節ではなくその下の三番目以降の残りの5つの骨を使って回そうとします。
なので、肩もついてきちゃって余計な動きに繋がるのです。
では、そのためのトレーニングを見ていきましょう。
首の回旋エクササイズ
では、首の回旋エクササイズをご覧ください。
ぜひ左右差を感じながらやってみてください!
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