こんにちは!
BASEMOVEの小室佑太です。
今回は前々回から続いている内容です。
今回が最後です。
ようやくトンネルを抜け出します。(笑)
これまで胸郭出口症候群という、投げた時や投げた後に肩から指先にかけての痺れや痛み、ダルさや冷感が起きる症状について書いてきました。
これは腕神経叢という神経線維が集合した部分が圧迫牽引されて引き起こるということも書いてきました。
その圧迫牽引する部分は3か所あってそれを3つのトンネルと言って、1つ目と2つ目の解説をしてきました。
まだお読みでない方はぜひこちらからご覧ください!


さて、それでは本日の内容に入っていきます。
3つ目のトンネルー小胸筋下間隙
腕神経叢が圧迫牽引される2つ目のトンネルは、小胸筋下間隙というところです。
この大胸筋の下にある胸の筋肉(小胸筋)が短縮してしまうと、下を通過している神経たちをつぶしてしまう可能性があります。
これは肩甲骨が使えていないと起こりやすいです。
投球動作に欠かせない肩甲骨の働き
肩甲骨には、投球動作に欠かせない動きが3つあります。
これらの機能が働くと、肩甲骨はスムーズに動いてくれて肩に負担なく腕を上げることが可能になります。
しかし、これらが起きないと、
要は、
これらというのは3つとも、小胸筋が短縮したときに起こるのです。
つまり、肩甲骨が正しく使えていないと小胸筋が短縮して胸郭出口症候群になるリスクがあると言えます。
猫背も要注意
先ほどの肩甲骨の良くない働きというのは見ながらイメージして頂けると分かると思いますが、
猫背の姿勢になります。
つまり、猫背になっているとこれも胸郭出口症候群のリスクがあるということになります。
ベンチプレスだけやっていても野球に繋がらないと言われるのはこういうところにあります。
胸だけ鍛えて収縮したままだとこのように猫背になりやすいので、ストレッチや他の種目で補いながら
トレーニングプログラムを組み立てることが大切です!
詳しく学びたい方はオンライン指導を受けてみてください!
トレーニングや野球の最新知識と経験であなたに合ったサポートを致します。
【オンライン指導】
月額3000円(税込)でその方の目的や目標に合わせた指導を個人のLINEを用いてやり取りしながら行っています。
興味がある方はコチラ↓
コメント