こんにちは!
BASEMOVEの小室佑太です。
野球において、いわゆる体力テストの上体起こしのような腹筋はそれほど必要ではないと考えています。
それよりも大切なのは、お腹周りのインナーマッスルだと考えます。
今回の内容はそんなお腹周りのインナーマッスルについてのお話です。
インナーユニット
お腹周りには、インナーユニットと呼ばれる4つのインナーマッスルによって支えられています。
これら4つの筋肉が正しく働くことによってお腹周りに四角い箱ができてお腹を全体的に腹圧をかけたりして安定させてくれます。
いわば、お腹周りのコルセットの役割を担います。
ちなみにこのコルセットを自ら使うためにスクワットやデッドリフトをやるときは高負荷以外はベルトをせずに行います。
上体起こしをあまり積極的にやらない理由
まだ身体の勉強をする前は、上体起こしやクランチやシットアップと呼ばれる、いわゆる腹筋を結構やっていましたが、今は全くやらなくなりました。
なので、今は正直分かりませんが、現役当時は上体起こしは30秒間で50回余裕でした。
しかし、これは大学4年の時に、社会人野球チームの練習に参加した時の話ですが、練習で上体起こしをやっていましたが社会人選手のほとんどが全然僕よりもできていませんでした。
僕が思うにそれほど重要じゃないんだなと思います。
その理由についてですが、まず初めに上体起こしで主に使われる腹直筋の付着部をご覧ください。
見ると分かる通り、腹直筋は肋骨と骨盤前面に付着しています。
肋骨についているということは、腹直筋を過剰に鍛えすぎてストレッチを怠ってしまうと肋骨の動きを制限してしまいます。
肋骨が動くことは実はめちゃくちゃ重要です。
例えば、普段の呼吸で肋骨が横にも前にも開いてくれないと肺に空気を入れたり出したりしにくくなります。
肋骨についている横隔膜とも深く関係していて、肋骨の動きが制限されて横隔膜が適切に動かなくなってしまうと、お腹の上蓋(横隔膜)が閉まらないために腹腔の内圧を高めることができなくて反り腰になったり、あるいは後湾したりして腰痛や体幹の不安定にもつながります。
また、僕が何度も口酸っぱくブログに書いている胸椎の伸展も肋骨の拡張が起きないと正しくできないものです。
よって、肋骨の動きを制限するほどは腹直筋を鍛えすぎないことを推奨します。
他にも、腹直筋は骨盤前面についているということでこれが強く働いて短縮していると骨盤が後傾します。
骨盤が後傾すると、お尻の大きな筋肉である大殿筋が上手く使えませんので地面を踏んで大きな力を生み出すことを考えてもマイナスです。
なので、腹直筋ではなくてむしろ肋骨の動きを引き出すためにも横隔膜など先ほどのインナーユニットを鍛える必要があります。
インナーユニットのトレーニング
これに関しては、主に呼吸のトレーニングになります。
なぜなら、このインナーユニットは呼吸筋ともいわれるからです。
正しい呼吸によって鍛えることができます。
では、今回はこちらの動画をご覧ください!
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